2018年5月。帰省旅行「恐山」

2018/05/02(水)

 親の様子を見ないと心配なので年に数度の連休の機会には帰省することにしているわけです。そゆわけで2018年のゴールデンウィークも、自宅のある兵庫県から秋田県の実家に来たわけですが、二親とも大丈夫そう。じゃあ私はどうするか? このまま家で腐って過ごすのもどうかと思い、観光でもしようかと、ここに行くことにしたのでした。(そゆわけで、このレポは実家のパソコンからお送りしてます。)

 恐山。

 名前はわりかしメジャーではないかと思うのですがどうでしょう? 9世紀頃に天台宗の慈覚大師円仁(じかくだいし えんにん)が開基した、日本三大霊場の一つなんだそうです。(ちなみに他の二つは、滋賀県の比叡山と和歌山県の高野山だそうです。私はまだ行ったことありません。)

 さて恐山。まずは場所があやふやの方に。どうぞここです(↓)。

001.jpg 下北半島国定公園。開山は5/1から10/末まで。時期としては、まさにドンピシャ。
 場所としては、実家のある秋田県能代(のしろ)市から、問題にするほど遠くにはありません。行こうと思えば行ける。が、親の、めんどくさい意向の都合から、これまでの人生で訪れたことはありませんでした。
 もはや私もオッサンですので、「いいだろ」と思い、一人、「観光気分」で行く事にしたしだいです。
 ただ、車で行くのはシンドイですので、公共交通機関を利用することにしたのでした。

003.jpg
(場所は山の上ですので、夏場以外は、防寒対策をご検討ください。)

 そういうわけで、5時に早起きして、朝一番の普通列車で出発です。奥羽本線をのんびり下り、青森県弘前(ひろさき)駅でまた、普通列車に乗り換えです。
 青森駅にて「青い森鉄道(第三セクター)」に乗り換え。
 野辺地(のへじ)駅(日本最古の防雪林がある。)にてJR大湊線(おおみなとせん)に乗り換えです。

P1010571.jpg

 大湊線で下北半島を、陸奥湾ぞいに北上して――

P1010575.jpg

P1010577.jpg

 大湊線の終点の一つ手前、下北駅に到着です。11時7分。実に半日がかりでした。疲れたよ。
 心情的には終点、大湊駅まで行きたかったのですが、恐山行きのバスが発着するのがここですので仕方ありません。それに――

P1010578].jpg

 そう、ここ下北駅こそが、本州最北の駅。
 それで納得するのが吉と言うものでしょう。

P1010580.jpg

 一言、「恐山」!
 カッコええっす(笑)。名前で得したね。(由縁に関しては、Wikipediaでもどうぞ。案外肩すかしを食う(笑)。)

002.jpg
 これがバス路線です。約17.4km。ログですので正確ですよ。一度むつ市内を巡ってから目的地に向かいます。

004.jpg
 ちなみに、参考として、グーグルマップでの、おそらく最短ルートがこれです。ほんと、参考までに。
 公共交通機関を使った方がいいんだろうけど、何しろ辺鄙な所なので、マイカー、バイクの方が正直、便利です。

P1010582.jpg

 駅前発車。
 座席は、前から2列目をゲットできました。ここも良い席です。
 なお、左側席をお勧めします。

 他の乗客は……。
 天気が悪いから、そんなに人、いないんじゃないかな、と思っていたのですが、バスの中は、ほぼ満席でした。
 私のような人が、結構いるのですね。

 さて、ここまで。能代市から恐山まで、連絡はスムースでした。でも。
 行きはよいよい、帰りは……?(笑)

P1010585.jpg

 一度、むつ市内を巡ります。

P1010587].jpg

 そして山の中へ。
 この日は、天気には恵まれませんでした。湿ってしまう霧の中、て様子でした。
 オマケに寒いし。念のためジャケット持ってきたのが大正解でした。

P1010591.jpg

 バスは途中、観光スポットで速度を落としてくれます。
 ここは――

P1010592.jpg

 一本杉。

P1010593.jpg

 昔は、ここらにはこの一本しかなかったんだそうです。

※ 車内放送で観光案内してくれるのですが、正直、聞きたくないときに無理矢理聞かされる民謡には参りましたよ……。


P1010595.jpg

 寒いのです。

P1010596.jpg

 んで、ここで小休止。

P1010600.jpg

 湧き水、恐山の冷水(ひやみず)です。
 1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、
 3杯飲めば死ぬまで生きられると言う、うたい文句です(笑)。
 仕方ないから笑うしかない(笑)。
 もちろん、3口飲みました。

P1010602.jpg

 こんな、観光バスみたいなマネをしてくれる路線バスなんです。
 バスで当タリだったんじゃないかな、とこの時点では思っていました。

P1010603.jpg

 タクシーで来られた方もいる。
 ちなみに、片道、およそ4300円です。(恐山に呼ぶこともできます。呼び出しの料金はかかりません。)
 お高いです。最低でも、片道は、バスを利用しましょう。(850円)

P1010608.jpg



P1010611.jpg

 急坂、曲がりくねった道。そして霧。秘境です。

P1010612.jpg

 車酔いする前に到着。広がるのは宇曽利湖(うそりこ)です。

P1010613.jpg

 天候が逆に幸いして、向こうが見えず、まるで陸奥湾のようです。
 バスはここでもゆっくり走ってくれて。

P1010619.jpg

 そして、三途の川の、赤い太鼓橋。

P1010621.jpg

 昔は歩いて渡れたそうなのですが、今はご覧の通り痛んでしまって、通行止めです。
 この三途の川(正津川(しょうづがわ)。宇曽利湖の唯一の流出河川。)を越えて行けば――

P1010628.jpg

 11時58分。到着です。霊場、恐山。

P1010629.jpg

 帰りもこのバスに乗れればいいのですが……。

P1010630].jpg
 ここで、バスの事情を報告。
 今、乗って来たのは(2)行目のバスです。帰りの直近は同じこのバスで、今から約一時間後の13時に発車です。
 これを逃すと、(4)行目のバス、今から約3時間50分後となってしまいます。
 黄色い(3)行目のバスだと今から約3時間後ですが、見ての通り臨時便で、本日はやってません。

※ 今の時点でバラしちゃいますが、恐山、とても一時間では巡れません。かといって、4時間は時間余りすぎです。寒いってことも忘れないでください。
 タクシーで駅に戻ってもいいのですが、列車の本数がありません。駅前に時間つぶせるスポットもなく、駅舎で途方に暮れることになるでしょう。
 公共交通機関でおでかけの際は、しっかりとスケジュール組んでくださいね。
 ちなみに私は、このむつ市でお泊まりです(笑)。だから、帰りのことは、その場で判断しようと、そんな適当かげんでした。

P1010631.jpg

 車がたくさん。また書くけど、こんな天気だったから、そんなに人、いないんじゃないかな、と思ってましたが、外れましたね。

P1010632.jpg

 正面の窓口が、入山受付所です。大人500円です。

P1010633.jpg

 その横の総門から中へ進みます。

P1010634.jpg
 もうね、神秘ワールド全開ですよ。

P1010636.jpg
 山門です。

P1010638.jpg
 そして本殿です。

P1010639.jpg
 一度ここで手を合わせてから、左手に進みます。

P1010640.jpg

 いよいよ、地獄ワールドです。

P1010641].jpg

 ところで順路に従って歩きなさい、と看板があるのですが……。
 ぶっちゃけた話、順路案内の看板、役に立ちません。そもそも、必要な地点に立ってもいない。私は、そしておそらく貴方も、亡者のごとく地獄を彷徨うハメになるでしょう。

P1010717].jpg
 これが窓口で渡されたパンフレットです。
 これにはそれらしい順路が記載されていますが、まぁ、ウソです(笑)。実際に私が現地でそうなったんだから、そうなんです(笑)。目安にもなりません(笑)。軽く、絶望感ですよ地獄のただ中で(笑)。寒い中(笑)。
 ネットを探した限りで、一番現状に近いマップと思われるのはここです。(もっと良いページが他にもあるかと思いますが、)そこが、観光案内としてもざっと記載があるので、参考になると思われます。
恐山境内ガイドもあるようですが、お財布と相談することになると思います。)

 まぁでも、彷徨うのを楽しんだらいいとも思うよ(笑)。

P1010642.jpg



P1010645.jpg



P1010647.jpg



P1010649.jpg



P1010652.jpg

 そして、極楽浜……。

P1010655.jpg



P1010657.jpg



P1010659.jpg
 こんな天候で、良かったと心底思いましたよ。おかげで向こうの景色が隠されて、夢幻の世界が出現しています……。

P1010661.jpg



P1010665.jpg

 参詣の人々が、黒系の衣服で、まるで亡者のようです。私もです。

P1010667.jpg

P1010669.jpg
 恐山に行った最大の理由があるのですが、まぁ、ナイショにしときます……。

P1010670.jpg



P1010672].jpg

 一通り巡って、ハイ、温泉です(笑)。
 もう、体が冷えまくって、湯につかると、手先がびりびり来まして。
 いいお湯で御座いました……。

P1010673.jpg

 帰り道です。総門を出て、左手に、お土産屋さんと食事処があります。
 そこが、今回の目的の一つでもありました。

P1010675.jpg

 食堂です。温度差でレンズが曇ってしまいました。

P1010678.jpg

 個人的に楽しみにしてたのが、ラーメンです。いえ、ただの、ラーメンです。ナルト、麩、固ゆで玉子、チャーシュー、シナチク、ネギ。まんま昭和の醤油ラーメンでした。
 特選「恐山ラーメン」とか密かに期待してたのですが、その点は残念でしたが、ここ恐山でラーメンを食うというのが、楽しみにしていたことだったのでね。霊場とラーメンという、ミスマッチさが気に入ってしまったのです。
 胡椒ぶっかけまわして、美味しく頂きましたよ(笑)。

P1010681.jpg

 んで帰りですよ(笑)。
 休憩所があって、畳に寝っ転がれますので、長時間待つのもいいと思ってたのですが、バス待ちがもう一方あらわれまして。
 割り勘でタクシーで駅まで行きましょう、そういうことになったのでした。
 いやその方、ドイツに2年、(忘れましたがマレーシアだかの)東南アジアに5年赴任された有能なお方で、今回も例の、東日本震災の跡を巡ってきたんだそうです。私なんか、ろくに話もできませんでした。

 実際に海外で活躍される、地球の大きさを知る人がいる。
 そんな人に対して、私の小さなこしらえ物の“奇妙な地球”なんて、まるで子供だましだな、と思わされたのでした。

 あるいはこのことが、今回の地獄巡りの成果だったのかも、とも――

 そして下北駅にて。
 二人して、列車のなさに、呆然としたのでした(笑)。

 私はその方とそこでお別れして。
 歩きにて、大湊駅に訪問。

P1010687.jpg

 駅舎の中から、窓越しに、レールのエンドを確認して。
 タクシーにて、今夜の宿へ。

P1010716.jpg

 食事と温泉を満喫して、翌日5/3(木)に、今度は連絡よろしく、能代市の実家に戻ったのでありました。

 では、今日のマップと記録です。
実走スタート(・) → ゴール(・) 黒線(ログ i-gotU GT-600 4秒間隔) 紅線(ログ DMC-FT5 15秒間隔)
(マップ左上のボタンとか押してみてください。)

 温泉は、一度は入りに来たらいい。雰囲気最高ですよ。
 では、ごきげんよう!


(記 2018/5/4)

旅の記録 もくじ」へ
にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 一人旅へ


【日記】2018/4/29〜5/1 帰省

2018/05/01(火)

 私のゴールデンウィークの期間は4/29(日)〜5/6(日)に、有休1日足して、5/7までとなります。
 まぁいつものように実家に帰省ですが、さてスカブ売却しちゃったので、どうやって帰ろうかと思いました。結局、優雅に船で行くことにしたわけです。敦賀(つるが)港から秋田港まで。この航路は2010年の冬のとき以来ですので、それから約8年の変わりようもあるだろうし、その点に興味がもてました。

P1010263.jpg 4/29夕方、大阪駅からサンダーバード号で出発です。
 前回(2010年冬)と、列車の形が変わっています。車の並びも、席順も大きく変わっていました。

P1010312.jpg 途中の琵琶湖。いろいろとビワイチの思い出が蘇ります……。

P1010352.jpg 敦賀駅到着。

 前回と一番の違いは、前日に港町入りするという点です。その方がロマンチックと考えました。

P1010391.jpg 翌、4/30(月)に、駅前から連絡バスに乗り。

P1010421.jpg 敦賀港フェリーターミナルへ。

 前回はしらかば号でしたが、今回はらいらっく号でした。

P1010459.jpg 出航です。

P1010485.jpg 船内で人生初のビンゴゲームを楽しみ。

P1010522.jpg ディナーを楽しんだわけです。

P1010530.jpg 新潟港に寄って。

P1010533.jpg 翌、5/1(火)に秋田港に到着。私はここで下船です。北海道行きの皆さん、ごきげんよう。

P1010538.jpg タクシーで土崎駅まで。

P1010540.jpg 在来線で、実家のある能代(のしろ)市まで向かったのでした。

P1010541.jpg 途中、丸っとした山鳥(たぶんキジ)が、列車に驚いて、はばたいて線路上に逃げようとするも――
 レールと車輪の間から、ガンッ、という、結構な衝撃が伝わる。いろいろと気が滅入ったよ。

(ラインの説明は、マップ左上のボタンとか押してみてください。)
 ほんとはもっと濃いこと書けたんだけど、環境の劣る実家のパソコンにてお送りしてますので、これで勘弁しておくれ。
 とりあえず、ご報告まで。


▲ページの先頭へ